西洋音階の【ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド】を、
インドでは、【サ レ ガ マ パ ダ ニ サ】といいます。
【サ】が、中心音です。
中心音は人それぞれ違うので、移動ドとして扱われます。
たとえば、わたしの中心音は A(ラ) なので、
【ラ シ ド# レ ミ ファ# ソ# ラ】が、【サ レ ガ マ パ ダ ニ サ】になります。
ひとつひとつの「音」を、丁寧に磨く。
毎日、それぞれの音をまっすぐに研ぎ澄ませる、練磨を繰り返します。
今日出来ても、明日には出来なくなります。
この体から発する音と、この音を発する体を、よく見つめます。
揺れや、滞る喉の力や、背中の強ばりや、たくさんのものが見えます。
時折、体をほぐしながら、音を磨いていきます。
【サ】を限りなく【サ】で歌う。
一寸のズレもなく、ぴったりと中心音を歌う時、
自分の「声」は聴こえなくなります。
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