2014年2月16日日曜日

食べたら、歌うこと。

お家のお母さん、ブルディーの作るご飯はピカイチ☆
絶対食べ過ぎなんだけど。断れない美味さ。

1日4食 !!!!




朝ごはん 9:00

トーストと卵とフルーツとミシュティ(お菓子)











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昼ごはん 14:00

魚も肉も野菜も豆類も、ぜんぶ摂れる豪華メニュー。

 

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おやつ 18:00
これが夕飯でもいいくらい、あります。





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晩ごはん 22:30

チャパティーや麺の時もありますよ。




これだけ食べたら、いつもお腹いっぱい。
たくさん食べたら、たくさん歌うこと☆彡

2014年2月7日金曜日

サラスバティーの贈りもの


2月4日は、ヒンドゥー教の神様、サラスバティーのお祭りでした。
サラスバティーは、学問と音楽の神様です。
先生の家や、子供がいる家庭では、「プージャ(祈りの儀式)」をします。
街中色んな所に、色んな大きさの色んなサラスバティーの像が祀られます。
道行く人々、特に若者や子供たちはサリーやパンジャビドレス、クルタでお洒落して、友達とお出掛けしたり、先生の家を訪れたりします。

この日も、夕方コンサートがありました。
大御所兄弟ボーカリスト、ラジャン&サジャン・ミシュラさん。
タブラは、クマール・ボースさん。
ハルモニアムは、ルパシュリー姉さんでした。


ルパシュリー姉さんは、この日も一緒に会場に連れて行ってくれました。
楽屋で、ラジャンジーとサジャンジーに挨拶させてもらいました。

「私の名前はエリです」
と言ったらば、
「なんと、いい名前をもらったね」
と言ってくださいました。
とても嬉しかったです。



この日の一曲目のラーガは、Bhimpalasiでした。同じラーガでも、たくさんのバンディッシュ(テーマ曲)があるのですが、この日のビランビットエクタール(すごいゆっくりの12拍子)とティンタール(16拍子)は、私が先生から習ったバンディッシュだったので、聴き応えがありました。
二曲目にDhani、三曲目は私の大好きなBasant Bahar、春のラーガでした。コルカタもだんだんあったかくなってきました。それから、バジャンを2曲ほど。ボリューム満点、でもあっという間でした。



インド古典のデュエットは、二人で歌うというか、即興を一人ずつ回していきます。ラジャンジーが7割、サジャンジーが3割、くらい歌っていました。以前聴いた時もそうだったので、その時はサジャンジーが調子が悪いから今日は少なめに歌っているのかな、と思ったのですが、今回聴いて、このバランスって絶妙なのかもな。と感じました。なぜなら、即興音楽なので、ラジャンジーが主導権を握り、その場で構成を組み立てていき、サジャンジーはそれを聴いて着いていく。ということは、多分ですが、ラジャンジーは主観的に歌い進め、サジャンジーは少し客観的に着いていく。言葉で書くのは難しいですが、なんとも絶妙なのです。そして、時々おいしいところで出てくるサジャンジーの強いガマック(こぶしみたいな歌唱法)が印象的でした。さらに、声質の違いもデュエットの面白さだと思いました。

ふたりは空と海みたいでした。
ラジャンジーが空。歌が風のように吹き抜けていきます。自由に、どこまでも高く、どこまでも遠くへ。
その風に吹かれて波立つ海が、サジャンジー。ゆったりと、どっしりと、でも、風が強く吹けば、荒立つ波。
空の色が変われば、海も色を変えるように、ふたりは別々なのに、ひとつでした。

クマール・ボースさんも、ルパシュリー姉さんも、ボーカリストにぴったりと寄り添いながらもお洒落な伴奏を挟み込んで、とてもかっこ良かったです。ボーカリストから、次々飛び出す歌をじっと見つめるアカンパニストの目つきが、私はとても好きです。

またひとつ、素晴らしいコンサートを聴くことが出来て、本当に素敵なサラスバティープージャの日でした。

演奏の後、「ポンガシ、ポンガシ」と言いながらムリ(ポン菓子みたいなスナック)を食べているルパシュリー姉さんに、
「私のサラスバティーはルパシュリー、あなたです」
と言ったらば、
「いいえ、私はサラスバティーの乗り物です」
と答えた姉さんでした☆彡

2014年2月1日土曜日

インドの家族のこと。


コルカタで、ホームステイをしています。
いつも同じお宅にお世話になっています。
コルカタに来るのはこれで(たぶん)4回目なので、なんだか家族みたいです。

今日は、そんなインドの家族、ベナルジーさん一家をご紹介します☆

まずは、お父さんのニルダ(本名:ニランジャン)。1年前に孫が出来たので、おじいさんになりました。
巷では、「コルカタの志村けん」と言われています。実際、ジョークの数が半端ないです。会話の80%は冗談なので、それは本当の話なのか、と分からないこともしばしば。でも、嘘はつかない、とても優しい一家の主です。日本語も色々知っているのですが、おかしな日本語が多いです。最近では、孫に向かって、「アマール(私の)マゴ(孫)タ~くるくるぱ~♫」と歌っています。ところで、私の部屋は1階なのですが、練習していると、夜10時前、ニルダが2階から電話をかけてきます。「呑むから2階に上がって来い」のサインです。ウィスキー呑みながらベンガル語を教えてもらっています。


そして、お母さんのブルディー(本名:ケヤ)。星が読める、料理がすっごい上手な優しいお母さんです。ブルディーとは、人生のこと、人間関係のこと、恋愛のこと、多愛もないこと、何でも話します。
自分で星占術を勉強して、仕事にしてるわけではないけれど、その素敵な人柄もあって、ときどき「私の娘と婚約者、相性どうかしら?」とか訪ねてくる方もいます。そして、毎日出てくる彼女の料理が美味しすぎます。さらに、量も半端ないので何とか抑えたいのですが、美味しくて断れません。これは、とにかく歌いまくってお腹を空かせないと、次のゴハンが食べられない!という感じで練習する日々です。何のために歌っているのか。ふと分からなくなりますが、とにかく美味しくて毎日幸せです。


そして、娘のラッキー(本名:ニランジャーナ)。子供を産んで、お母さんになりました。
ニルダに似て明るくていたずら好きで、私とほぼ同じ歳なので、気兼ねない仲です。
旦那さんは、客船で働いているので、時々しかコルカタにいません。なので、結婚した今も自分の実家で生活しています。インドでも、最近は共働きが多く、ラッキーも昼間は働いています。なので、子供の面倒は、ニルダとブルディーが見ています。


まぁなんてカワイイ!もうすぐ1歳2ヶ月のチク(本名:サーンジ)です。
人見知りせずにいつもニコニコしているので、外に出ても大人気。先日、定期検診で病院に行った時も、看護婦さん達にあっという間にさらわれていきました。あんまりにも可愛いので、私は練習に飽きると、すぐチクに会いに行ってしまいます。抱っこして欲しい時に腕をちょこっと上げる姿がもうたまりません♡この小さな脳みそに、「エリー、エリー」と私の名前をシワづける日々です。

そして、この家は以前から犬を3匹飼っています。今年来てみたら、猫も3匹増えてました。家の敷地内に遊びにきた猫にゴハンをあげたら、なんとなく住み着いちゃった感じです。ニルダは毎朝1時間ほどウォーキングするのですが、その時にビスケットなどを持っていって、道端や公園の動物たちにあげています。

といった感じで、温かいインドの家族に囲まれて、たくさん食べて、たくさん練習しています☆